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クヴェヴリ(qvevri)とは?

ワインの醸造・熟成・保存に使用する素焼きした粘土製の容器で、卵型に近い形で底が尖っています。
クヴェヴリに使用する最適な粘土が採掘できる場所は限られる為、職人達はクヴェヴリ制作の技術だけでなく場所に関する知識も代々受け継ぎます。クヴェヴリは地中に埋められる事でワインの熟成や保存に最適な低い温度を保ち、卵型の形状は果汁と果皮や果梗等の循環を促します。
*クヴェヴリは、イメレティ地方ではチュリ(Churi)と呼ばれます。

クヴェヴリの歴史

多くの遺跡で新石器時代のクヴェヴリや土器が発掘されていますが、ジョージア国立博物館に現在展示されている土器は紀元前6,000年頃のものと推測され、世界最古のワイン容器とされています。

クヴェヴリの形状は進化を続け、現在のように底が尖った形になったのは紀元前3世紀頃、クヴェヴリを地中に埋めるようになってからで、当初はクヴェヴリの肩のあたりまで埋められていましたが、紀元後4世紀頃迄には首の部分まで埋められるようになりました。