CEOご挨拶

2019年春、ジョージアのトビリシに「オミード・コーカサス」を設立し、「ジャパンハウス」をオープンしました。

原子爆弾投下後、広島が世界中から助けていただいたことに感謝して、1994年から医療ボランティア「モーストの会」をたち上げました。「MOCT」は「かけ橋」を意味し、医療支援活動を通して広島から平和のかけ橋になる事を願って名付けたものです。広島は放射線の被害をうけましたので、放射線被害を受けたチェルノブイリ周辺の国々の白血病の子供達の支援を行いました。

しかし、良かれと思って行った支援活動はことごとく失敗しました。小児病院を訪ねたとき、現地の病院では採血の注射針がなく、メスで皮膚を切り採血をしていました。注射針の支援を願われましたが、資金不足で続きませんでした。資金不足が続き、医薬品支援ができなくなり、ワカメ等のクリーンフードの支援を行いました。活動を始めてから10年目頃には支援活動を終わりにしようと思うようになっていました。

挫折し、低迷していましたが、原子爆弾の被爆直後の広島に15トンの医薬品を届けてくださった赤十字国際委員会のマルセル・ジュノー博士の愛を学び、勇気をいただきました。もう一度立ち上がることができ、今は挫折の10年は私の宝になっています。

そして、5万人の毒ガス被害者(イラン・イラク戦争)の支援を15年以上行ってきました。この間、ずっと思っていたことがあります。トイレに「シャワートイレ」を普及することです。温水が使える「シャワートイレ」は、「地域の公衆衛生」と「健康寿命」に大変役立つからです。しかし、願い続けてきましたが、実現できずに今日まで来ました。

2010年に広島の恩人としてマルセル・ジュノー博士のアニメーション「アニメ・ジュノー」を制作しました。このアニメが、2018年にアルメニアの映画祭で上映され、私はアルメニアのエレバンに行きました。宿泊したホテルのトイレで、この地域に「シャワートイレ」を普及したい思いがさらに募りました。願っていると、ジョージアの国に紹介が有り、トビリシを訪ねました。この地域に「シャワートイレ」を広げたい旨を話しました。深い理解と賛同をいただき、「オミード・コーカサス」が設立されました。

同時に、ジョージアには、ダウン症や白血病の子供達が大変多い事を知りました。私は1994年からの支援と挫折を驚きとともに、思い出しました。挫折した歩みに、「もう一度支援のチャンスをいただいた」と思いました。

「オミード・コーカサス」の「ジャパンハウス」では、「シャワートイレ」のみならず、多くの日本からの商品を扱っています。ジャパンハウスから沢山の商品を使っていただけますことを切に願っています。そして、一人でも多くの白血病の子供達の力になって行きたいと切望しています。

オミード 代表 津谷静子